超高齢者社会を背景に、ご高齢者からの遺言・相続に関するご相談が年々増加しております。我々メンバー弁護士もそれぞれが常時何件かの案件をかかえている状態です。
遺言・相続の分野は数多くの弁護士が取り扱う分野なのですが、実は非常に奥が深くて専門性の高い分野です。我々メンバー弁護士は日頃の実務を通じてそのことを痛感しており、一度徹底的に遺言・相続の法理論やノウハウを整理したいと各自が考えておりました。
そうした中で、平成18年遺言・相続分野に関心の高い弁護士有志が集まって結成されたのが、本研究会です。本研究会はメンバー弁護士が各自有している遺言・相続に関するノウハウを開示しあい、遺言・相続に関する法的知識と実戦力を充実させてより満足度の高いリーガルサービスをクライアントに提供することを目的としており、家庭裁判所の実務を熟知する元裁判官を講師とするなど、毎月1回様々な事例を検討し、法律問題を議論してきました。議論の内容は相当にハイレベルであり、平成20年にはその成果を大阪弁護士会の研修(弁護士対象の研修)という形で発表するに至っております。
相続研究会も結成より4年が経過し、今後は具体的事案を数多く収集してさらに実戦的なノウハウを体系的に確立し、将来的にはそれを出版することが研究会としての活動目標となっております。
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